平成21年度の当初予算案が提示をされました。

昨年の夏過ぎにアメリカの金融市場で起こった
サブプライムローンの問題によって世界の金融市場が
混乱し、日本でも景気が急速に減退しています。
その様な背景を受けて、
尼崎市の時期予算は非常に厳しいものになると
予想をしていましたが、想定通り非常に厳しい予算組みと
なっています。
具体的には、法人市民税の大幅な減収から、
一般会計1844億2100万円(前年比0.5%増)
企業・特別会計4206億3000万円(2.8%減)という
予算案となっています。
特に法人市民税が景気の失速で非常に落ち込むことが
予想されます。(32.4%減の75億5400万円)
実質的な歳入が歳出を99億円下回るという
入ってくるお金と出ていくお金が帳尻の合っていない
構造的な収支不足の状況です。
昨年までと同じく土地などの財源対策や基金の取り崩しで
対応していくとしていますが、基金の残は約8億円。
売却する公共用地についてもほとんどなくなってきていたり、
不動産市場の冷え込みで不動産会社が資金調達しにくい状況に
なっているため、思うように土地が売却できないことが予想されます。
(現に旧常光寺小学校の跡地が2度に渡って入札申し込みがありません)
非常に厳しい予算案となっていますが、
しっかりと審議して参ります。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事