今日は、社会福祉協議会主催で単組(単位組織)会長を対象とした1日研修会が開催されました。

大庄地域振興センターに集合した後、まずバスで大物に向かいました。
大物に尼崎市社会福祉協議会の本部があり、そこで研修を受けました。

冒頭、支部長より挨拶があり、行政協力員之問題について言及がありました。
そして、敬老事業から高齢者事業へ転換し実施することが報告されました。

その後、地域振興センター所長より、行政協力員制度から協働推進員制度に移行したことについてのお詫びと協力へのお礼があり、現在までの協働推進員制度への参画状況が報告されました。
市内626単組中、445単組の協力があるということで、大庄地域だけでいうと、110単組中、101単組が協力するとのことで92%の単組協力とのことです。
また、兵庫県が推進する県民交流広場については、15連協中、12連協が実施しており、2連協が申請中という報告がありました。

挨拶が終了し、研修に入り、まず社会福祉協議会の概要の説明があり、具体的に事業の説明がありました。

その後、成年後見制度のビデオが上映され、今後地域で課題となる事象で活用可能であると感じました。

Q:成年後見制度って?

A:認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身の回りの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であっても良く判断ができずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあう恐れもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し、支援する制度が成年後見制度です。

詳しくは→ 成年後見制度って?(法務省HP)

 坐学での研修が終了し、昼食後午後からは尼崎競艇場へ。
競艇場の概要説明を受けた後に、1レースだけ舟券購入体験をみなさんしていました。
私も初体験の地域の方々へマークカードの記入を教えて舟券を購入すると、
指導用に全く何も見ず記入したカードが的中し、考えたあげく購入した舟券が外れるという何とも皮肉な結果に。。。

「世の中そんなもの・・・。」とみなさんに慰められていました。。。
地域の方も競艇場が近くにありながら、初めて訪れた方ももいらっしゃった様子で、楽しそうでした。

競艇場を後にし、43号線を南下し、工業専用地域に位置する日亜物産株式会社へ。

工場で作られる野菜工場ということで、工場内でレタスを栽培している現場を見せて頂きました。

一見普通の製造工場で、鉄骨が見える建物の中を歩いて行くと、
クリーンルーム内の6段の棚にレタスが並んでいるのが見えました。

通路はエアコンが入っていないので蒸し暑い状態でしたが、クリーンルーム内は1年中25度以下に保たれているとのことで、人間よりも丁寧に扱われていました(^^;

ここでは3種類のレタスが6万株作られているそうで、一日1200株収穫されるとのこと。

通常、3ヶ月程度収穫までにかかるそうですが、ここでは6週間で収穫できるとのことです。

さらに露地物では葉物の野菜は虫がつくことが避けられないとのことですが、クリーンルームなので全くその心配がないのが特徴だそうです。


見学後、収穫されたレタスの試食があり、尼崎産のドレッシングで好きなだけ食べて下さいと言われ、お皿に2皿ほど頂きました。

苦みが少なく、しゃきしゃきとした食感で鮮度抜群でした。

一年中、一袋198円の価格でスーパーで販売されているそうで、冬場など野菜が高騰する時期でも品質・価格とも一定となることからメリットがあるそうですが、今のところなかなか採算が取れていないとのことです。

事業が始まり2年を迎え、今後生産性と経済性を高めることが重要であるとのことでした。
皆さんもスーパーなどで見かけたら美味しいので食してみて下さい!
詳しくは→洗わず食べられる野菜-日亜物産株式会社

都市部の工場で農業。

食糧自給率不足が指摘される日本の将来の技術が尼崎で培われていることに感動しました。

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