【松原神社 梵天太鼓神輿・山車 入魂式】
左記の日曜日に我が浜田地域にある松原神社にある梵天太鼓神輿と山車の入魂式が執り行われ、地元の社会福祉連絡協議会の会長として出席させて頂きました。
松原神社秋季例大祭で継承されている梵天太鼓台は、歴史が古く、製作年は定かとなっていないようですが、江戸時代の文化文政期(1804~1830年代)に入り、上方(京都・大阪)を軸に町人文化が開花すると、多彩な太鼓台が製作され神社に奉納されていたようです。松原神社の梵天太鼓台もその頃に製作され奉納されたものと考えられ、その当時から現在まで約200年以上、ここで曳行されているとのことです。
当地の梵天太鼓台の型式は檜型太鼓台に四本柱が備わった形態で、屋根などは付属していない四本柱型の裸太鼓台で、四本柱の先端は御幣(梵天)と笹で装飾しています。(四本柱太鼓台)四本柱型太鼓台近畿では吹田市・豊中市・尼崎市・兵庫県但馬地方、広島県下では安浦町・豊浜町斎島(廃止)などに伝承されています。 斎島のヤグラは、尼崎の生費(いけす)船の船頭によって伝えら
れたと言われています。(式典パンフレットより)
今回、文化庁より「文化遺産を活かした地域活性化事業(地域の文化遺産次世代継承事業)」に採択され、助成金を得て復元修理されました。
第1部の入魂式の神事が行われ、玉串奉奠をさせて頂き、第2部の披露式典では来賓祝辞も仰せつかりました。
翌日の新聞にも毎日新聞、読売新聞、神戸新聞の3紙に掲載頂き、地域としても非常に名誉に感じます。
これを機に、地位の皆さんにも非常に歴史深く、文化的な地域に暮らしていることを改めて感じてもらえたのではないかと思います。