ずいぶんご無沙汰しています。寺坂です。
先ほど、投票箱の蓋が閉まり、この後21時から開票が行われます。
今回の市議会議員補欠選挙にあたり、多くの皆さんから、「寺坂くん、出るんやろ?応援するよ」との声を頂きました。
しかし、色々なことを総合的に踏まえ、ご存知のように今回は出ないと言う判断をしました。
その1 1票差による異議申立の事がいまだに整理できていないこと
みなさんご存知の通り、昨年の市議選で1票差となり、異議申し立てを行ってきました。
尼崎選管で棄却され、県選管で申立が一部認められ、再開票が行われました。その結果、いい加減な開票結果を目の当たりにしました。
その後の高裁や最高裁の判断についても、民主主義の「投票者の意思を反映する」ことを踏まえると、結果ありきの判断と言わざるを得ません。
以上の様な「開票者によって票数が変わる」という釈然としない中で選挙に出る事について自分の中で整理がついていません。
その2 報恩のため
1票差になり、異議申し立てを行う際、我が陣営は開票立会人を出していませんでした。
そこで、開票立会人を出している陣営の方に当日の様子を供述していただく必要があり、今回市議補選に立候補をされている礒田先輩に相談をしたところ、快く協力を頂きました。そのおかげもあってか、県選管への申立や再開票にもつながっと思っており、非常に感謝しています。
また、今回の市議補選の2ヶ月前にも「寺坂くん、どうする出る?」と礒田先輩から連絡を頂きました。
その時には、どうするか悩んでおり、私が立候補すると、1枠しかない議席を保守系で奪い合いとなる可能性が高まり、議席取得が遠のきます。
そして、それからしばらくして、礒田先輩から「寺坂くん、出るわ」とのお話を頂いた時に私の心は決まりました。
受けた恩を返したい。そこで、足を引っ張る事無く、私は今回は立候補を見送ると決めました。
その3 大きな支援者の一言
5年に渡る浪人中を支えて頂いている方の「今回はやめておき」との声も大きく、立候補する決意をするに至りませんでした。
その他、多くの皆さんからも「出た方がいい」、「今回は辞めておき」との様々な声を頂きました。
その様なお声をかけていただける事が、ありがたい事です。
これ以外にも多くの要因がありますが、最終的に立候補しない事にしました。
さぁ、数時間後には新しい市長と市議1名が決まります。
7日間に及ぶ選挙戦を通じて未来の尼崎の姿を市民に訴え、支持を精一杯求めたことと思います。
本当にお疲れ様でした。
メディアやSNS上では、「維新かそれ以外か」のような表現を多く見かけましたが、
「市長」は全市民の代表です。
どこかの政党に所属をしていたり、多くの政党に支持をされていたとしても、「全尼崎市民」の代表ですから、
最後は選んだ候補者自身の「考え」や「政治姿勢」に行き着きます。
4年間を担うことになった方には、より良い尼崎の未来を描いて頂けることを一市民としてお願いします。