尼崎市のいじめに対するアンケート調査の結果が公表されました。
尼崎市内の9割近い学校で体罰が行われたという事実。
私が小中学生の頃は、学校が非常に荒れていて廊下を歩いているだけで不意に殴られるということがあったりしました。
議員時代に各学校のいじめの状況報告を求めたこともありますが、市内のほとんどの学校でいじめ件数が「0」と報告されていました。
今回の結果と 真逆です。
その当時私は、
・「いじめ件数がゼロとなっているが、これはいじめが『無い』のではなく、『発見できていない』と見る方が良いのでは無いか?
・また、各学校からの『いじめ発生件数』だけを聴取事項とするのではなく、『いじめ解決』の件数も合わせて聴取事項としなければ、各学校から報告されるはずが無いと伝えました。
学校管理職にとって報告する事が自分にとって「マイナス」になる事を報告する事はないからです。
だから、自殺などが起こり、大ごとになってから教育委員会が「各学校から報告を受けていたのか?」という段階になってから、「報告を受けていない」というみっともない事が起こる。
責任の所在を明確化やいじめを根本的に無くそうとするために、各学校から教育委員会に「いじめがある事」の報告と「いじめの解決」を合わせて報告させる事です。
各学校に対するいじめの報告が「子どものため」でなく「学校の管理職を評価するため」にしか使用されていないからです。
本当にいじめを無くす気があるなら、「しくみ(=システム)」を根本から変える事が必要です。
【出典】NHKオンライン
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191028/k10012153751000.html