【社会保障審議会高齢者保健福祉専門分科会が開催されました】
委員を拝命している尼崎市社会保障審議会高齢者保健福祉専門分科会への出席のため、大庄社協の常任理事会を途中で中座し尼崎市役所へ。
現在国が押し進めている地域包括ケアシステム構築に向けた介護保険制度の大幅な改正に伴う尼崎市での実施についての検討を行うのがこの社会保障審議会の高齢者専門分科会です。
非常に広範囲に及ぶ制度改正であることと、具体的にどの様な中身で実施するのかがまだ国でも定まっていないことから基礎自治体でも手探りで検討を進めているというのが実情です。
以下の3点意見を申し上げておきました。
1. 「自助・共助・公助」の徹底。
高齢者は、自分の家族で支えることを基本とし、専門職や地域は側面から支えるものであるとの市民理解が必要。地域からの意見で「家族も支援しない人をなぜ地域が支えないといけないのか」という意見もある。
2. 地域の力が必要だが、支え手である地域活動へ協力してくれる人が減少している。支え手を増やす仕組みが必要。
3. 誰もが高齢化することを理解が必要であることから、しっかりとした啓発が欠かせない。「他人事」から「わがごと」に意識変革が必要。
いずれにせよ、各自治体で取り組みに差が出来ないよぅにしっかりと議論を進めなければなりません。