今日は健康福祉委員会が開催されました。

委員会の審査事件としては、
<議案>
議案第45号 尼崎市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について
議案第46号 尼崎市後期高齢者医療に関する条例について
議案第22号 平成19年度尼崎市一般会計補正予算
議案第29号 平成19年度尼崎市特別会計介護保険事業費補正予算
議案第30号 平成19年度尼崎市特別会計老人保健事業費補正予算
議案第50号 訴えの提起について

<陳情>
陳情第6号 斎場使用料の値上げ反対について
陳情第7号 斎場使用料の値上げ反対について
陳情第8号 障害者福祉施策についての陳情
19年陳情第32号 障害者(児)の福祉サービス等の利用に係る応益負担中止等についての陳情
19年陳情第33号 社会福祉事業従事者の労働条件改善等についての陳情
19年陳情第35号 医療費の総枠拡大についての陳情
19年陳情第36号 保険適用によるよりよい歯科医療実現についての陳情
19年陳情第43号 立花南保育所民間移管凍結についての陳情
19年陳情第44号 立花保育所民間移管凍結についての陳情
19年陳情第45号 浜保育所民間移管凍結についての陳情
19年陳情第46号 公立保育所民間移管中止についての陳情
19年陳情第47号 公立保育所民間移管中止についての陳情
19年陳情第48号 公立保育所の今後の基本的方向(案)と保育環境改善及び民間移管計画(案)凍結についての陳情
19年陳情第49号 公立保育所民間移管中止等についての陳情
19年陳情第50号 子育て支援拡充についての陳情

<所管事務調査>
75歳以上の鍼・きゅう助成制度の対象者について

<協議会>
尼崎市立今福保育所の移管を受ける社会福祉法人募集要領等について

以上の様に審議内容が盛りだくさんでした。
19年陳情第33号の願意が認められ、意見書をまとめることになりました。

また、公立保育所民間移管の陳情については今回も多くの時間をかけて
議論されました。

特に19年陳情第48号の
「公立保育所の今後の基本的方向(案)と保育環境改善及び民間移管計画(案)
凍結についての陳情」については採決に入って欲しいという会派もありましたが、
我が会派を含め、多数が採決をはからず審議未了にすることを選択しました。
なぜそのような結論を選んだのかと言えば、公立保育所民間移管という課題は
今後も継続して行っていくことが必要です。
審議未了と聞くと、"これで終わり"というふうに聞こえますが、
今回審議をこの程度に留め今後も話し合う余地を残すという意味合いもあります。
判断をしてしまうと今後(今の議員の任期中)は審議することができなくなります。

個人的な見解を述べると、「計画を凍結する」ということは「方針」「判断基準」を
持たない空白期間を作り出すことになるのではないかと感じておりそれを危惧しています。
確かに計画を凍結し、新しい計画を策定すればいいと言われますが、
凍結している間は「空白」を生み出します。
通常、継続して行う様な計画を作るときは現在行っている計画が終了する"前"に
次の計画を策定するのが通常でしょう。

しかし、今回の場合は部分的にとは言え計画がスタートしています。
(12月議会で大島・今福の両保育所の民間移管が議案として挙げられたことから
計画(案)→計画となった)

この場合、計画を凍結すると新しい計画が策定されるまで全てが止まってしまうので、
「空白期間」が生まれます。
そんな期間を作ることは無責任以外のなにものでもないと私は思います。

子どもたちは計画が凍結されている間も"生きており成長"しています。
本当に子ども達のことを考えると今の計画を"凍結"するのではなく、
"残しながらも方向性を議論する"方がいいと考えています。

そんな激論の末、委員会も長時間に渡り審議され、
午前10時から始まり、終了したのは午後6時前でした。

市民の関心も高く、課題として影響が大きいため慎重に審議がなされている
ので時間はかかるのは仕方がありません。

それでも議論の先に明るい未来が必ずあると私は信じています。
民営移管された保育所が素晴らしい保育園となることが、
保護者の不安を解消することに繋がります。

健康福祉局全体でこの不安を払拭する様に取り組んで欲しいと願います。

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