2008年12月 第18回定例会 一般質問
【質問項目】
1.市民まつりについて
2.学校校庭の芝生化について


1.市民まつりについて
【質問】まず、市民まつりについてお伺いいたします。
市民まつりは、市民相互の親睦と連帯意識を高めることにより、本市の発展を目的に実施され、今年度で37回目となりました。これまで市民まつり協議会を設置し、市内の主要な団体の協力を得て運営がなされ、市内全地域における唯一の祭りとして、市民に定着してきております。
7年前の第30回までは市が主催で行ってまいりましたが、第31回からは、市内の市民団体などで構成される市民まつり協議会が主催する形で実施されています。ところが、主催を市から市民まつり協議会に移管したものの、市が事務局機能を担っていたため、新たな行事展開、また内容の改善などの課題について、事務局である行政が主体の運営となってしまい、市民のアイデアや活力を十分生かした見直しが図ることができないということが起こっていました。
そこで、昨年の第36回からは事務局機能についても幅広く市民や団体の意見を取り入れ、より市民が主体性を持って実施できるよう体制の見直しがなされました。
それでは、順次お伺いしてまいります。
昨年度の第36回の市民まつり運営に当たっての協議会への参加は市報やホームページなどによって募集がなされ、その協議会へ参加された団体が中心となって実行委員会をつくり、市民まつりが行われました。しかし、今年度は市報やホームページなどで協議会への呼びかけがありませんでした。積極的に参画したいと思われている幾つかの団体からも相談を持ちかけられておりました。これは参画意欲がある市民に対して、自主性、創造性を生かした祭りの開催を目的とする市民まつりの開催趣旨と矛盾することと思われますが、御見解をお聞かせください。
 また、市民主体ということで、大変御苦労も多い中、運営されている協議会の皆様と行政当局の役割分担はどのようになっているのかお聞かせください。

【答弁】浅野環境市民局長
まず、協議会への参加呼びかけがなく、開催趣旨に矛盾するのではないかとのお尋ねでございます。
昨年は新たな構成団体から成る協議会により、市民主体の事務局での運営が始まりました。本年度は2年目を迎え、協議会組織としての落ちつきや安定を図るといった趣旨から、昨年度の総会において、新たな構成団体を募るといった決議がなされませんでした。また、市の役割分担につきましては、市民まつりへの財政的支援及び交通警備等安全対策面での人的支援、具体的には警備等のための市職員の配置となっております。

【質問】多くの人の協力を得ることで実行委員のメンバーの負担も少なくなります。過度に実行委員の一部のメンバーに負担がかからない体制づくりも重要だと考えますので、来年度以降、より多くの市民が参画できる体制づくりをよろしくお願いいたします。
そして、今年度の市民まつりで大きく変わったことといえば会場の変更です。市役所周辺の橘公園や橘球場を中心に行われていたものが、尼崎市総合運動公園に開催場所が変更されました。
まず、この会場変更して、市民からはどのような反応でしたでしょうか、お聞かせください。
また、来年度以降、総合運動公園に固定化して行うことになるのでしょうか、あわせてお答えください。

【答弁】浅野環境市民局長
会場の変更につきましては、PR不足はあったものの、大きな問題はなかったとのことでございます。また、次回の会場の選定につきましては、第38回市民まつり実行委員会の場で協議、検討し、総会において決定されるものでございます。

【質問】この会場変更に伴い、橘通りで開催されていたパレードがなくなったことも大きな変更点です。このことについての市民からの反応はどのようなものがあったでしょうか、お聞かせください。

【答弁】浅野環境市民局長
特に市民の方からの苦情や強い要望等はなかったと聞いております。

【質問】開催時間が変更となり、初日は午後6時、2日目は午後5時までの開催となり、終了時刻が早くなりました。
私自身、小さなころ、親や友人ときらびやかな雰囲気の中、夜店を回りながら少ない夜に外出できる、そのような機会として思い出に非常に残っております。
バザーなどに出展する団体などの反応はどのようなものがあったのか、お聞かせください。

【答弁】浅野環境市民局長
一部バザー出店団体から終了時刻を繰り上げたことへの苦情があったと聞いております。

【質問】だんじりはサブグラウンドを利用して行われ、決められた観覧場所であるテニスコートからフェンス越しで見るようになっていました。そのほかの場所は、フェンスをブルーシートで覆って目隠しを行うといった徹底した体制がとられていました。しかし、こちらの写真をごらんください。ちょっと見にくいかもしれませんが、道路のフェンスのブルーシートが途中でここで切れてます。この切れていることで、道路側から中が見える形となり、道路で立ちどまったり、座り込んだり、またその立っている方々が自転車や歩行者の妨げとなっていまして、非常に危険な状態となっていました。
このことについて、安全対策について、行政当局はどのような指導を行っていたのかお聞かせください。

【答弁】浅野環境市民局長
警備会社に全体の警備計画を依頼し、警察との協議を経て実施することといたしておりますが、この際、本市職員がその間の調整を行っております。
周辺道路等に専任のガードマンと本市職員による交通警備の配置を行い、危険の回避に即時に対応できる体制をとっておりました。

【質問】こちらの写真をごらんください。記念体育館の入り口のスロープの写真です。会場に身障者対応のトイレが少なく困ったという御意見を市民の方からお伺いいたしました。
その数少ない身障者対応のトイレがある記念体育館の入り口にちょうどこの部分なんですけれども、1本がこれ、5センチぐらいの太さのケーブルになっています。それが束ねられていますので、15センチぐらいの段差になっていました。車いすで乗り越えるのは非常に難しいと思われます。会場設営の際、身障者への対応に関してどのようなガイドラインを設けられて実施されていたのかお聞かせください。

【答弁】浅野環境市民局長
会場設営の際の身体障害者の方へのガイドラインがあるかとの御質問でございますが、ガイドラインの作成はしておりませんでした。会場設営において身体障害者の方に対し、さらに行き届いた配慮をすべきであったと実行委員会においても認識しているとのことでございます。

【質問】昨年9月議会で私は市民まつりのことについてお伺いをしてまいりました。そのときに、ちょうど協賛金をだまし取ろうという事件が発生しておりました。その御答弁で再発防止に向けた検討を行う予定にしているとのお話がありました。
今年度については、このような協議会の協賛金をだまし取るような事件の発生があったのかどうか、また昨年度、対策を考えているとおっしゃっていましたけれども、どのような対策を行ったのかお答えください。

【答弁】浅野環境市民局長
本年度の市民まつり協賛金に関する詐欺事件はございませんでした。また、企業及び個人協賛金のお願いにつきましては、市報、ホームページ及び企業協賛依頼文におきまして、市民まつり協議会の振り込み先を明らかにし、詐欺等の事件が起こらないように対応をされてきたものでございます。
以上、御答弁申し上げましたが、市民まつりの運営につきましては、今後とも市民の自主性を尊重しながら、できる限りのサポートを行っていきたいと考えております。

【質問】一番最初に、市が直接かかわっていないという意思をはっきりと申し上げられるとはまさか思ってませんでした。
バザーの部分についても、やはり時間が短くなって非常にクレームが出ていた。出展が無料であれば仕方がないのかなと思うんですけれども、きっちりと出展料をとられている。それで短くなっているということで、それはもう苦情が多くなっても当然なのかなと私は思います。
一貫して協議会に責任があるということで、引いているような御答弁がずっと相続いていたので、改めてちょっと2点ほどお伺いしたいんですけれども、まず行政主導で運営してきた中で蓄積されてきた知識、先ほどガイドラインがつくられていなかったとか、いろいろな御答弁もありました。そのような、これまで行政が持っていたノウハウというのは、注意点であるとか課題というのは、どういうふうな形で協議会に伝達されているのか、そのマニュアルであるとか、手引書みたいなのをつくって渡しているのか、その点についてまず1点お伺いいたします。
そして、一番聞きたいところは、やっぱり万が一事故、事件が起こったときに責任の所在はどこにあるのでしょうか。市民で構成される協議会の善意の市民の方々に責任が及ぶような状態にならないような形で、どこに責任の所在があるのか明確に御答弁ください。
官から民へという流れの中で、昨今の中で、ただ主体が変わるだけでは実現はできません。るるお伺いしてまいりましたけれども、はやりに乗ってただ引き渡すということではなく、行政は行政としての役割に責任を持って、市民の皆さんが自主的、創造性を生かした市民まつりが行え、参画と協働の先進的な事例となるよう、しっかりとバックアップしていただくことをお願い申し上げまして、次の質問にまいります。

【答弁】浅野環境市民局長
市民まつりに関して行政のノウハウをどのように引き継いでいるのかといった御質問ですが、大前提で考えていただきたいのは、従来でしたら事務局も行政がやっておりました。当然いろんな蓄積があって、それを引き継いでやるわけですが、そのままでは市民の市民まつりにならないじゃないかということで、市民が事務局もやるという話をしておるところです。
これはお互いに手探り状態なんですね。どこまでやったらいいのか。例えば行政が全部、丸く進むように手を出してしまったらもとに戻ります。そういうことから手探りでやっている。
その中で、当然今まで行政が蓄積してきたノウハウというのは随時提供させていただいています。マニュアルという形で書き物として何か本をつくっているというわけではありませんが、必要なときには随時提供させていただいています。
それから、もう1点、万が一事故が起こったとき、だれが責任をとるのかというようなことですが、これについてはケース・バイ・ケースで考えていかざるを得んだろうなと考えております。行政としては、行政の立場で必要な責任をとっていくということになるかと思います。

2.学校校庭の芝生化について
【質問】学校の芝生化についてお伺いいたします。
以前から我が会派よりたびたび学校校庭の芝生化について質問をさせていただいております。そして、いよいよ本市においても竹谷小学校、大庄小学校にて、校庭の芝生化を進める第1段階として、県民緑税を活用する申請が先ごろ提出されました。全面積ではなく、少ない面積からスタートしてノウハウを蓄積していくようで、PTA、地域の意見によって両校とも300から400㎡の規模となると伺っております。
まず、今後のタイムスケジュールはどのようになっていますでしょうか。また、兵庫県からの助成の流れや施工方法も踏まえてお答えください。

【答弁】保田教育長
校庭の芝生化につきましては、県民緑税を活用した県民まちなみ緑化事業の中の環境緑化事業として地域団体が主体となって実施する場合は補助対象になるために、これを活用しまして、竹谷小学校につきましては10月10日、大庄小学校につきましては11月5日にそれぞれの地域団体より補助金交付申請書が提出されております。
今後、県民局で審査、決定されまして、来年2月から3月にかけて、グラウンドの一部を活用して、土壌改良後、芝生を植えつける予定であります。
芝生整備後、各校においてそれぞれの地域団体が主体となって、定期的に芝生の散水、芝刈り、除草等の維持管理を行っていただけることになっております。

【質問】先日サッカーくじを運営する独立行政法人日本スポーツ振興センターが来年度から公立学校の校庭芝生化事業を助成対象に加え、天然芝を新たに敷く場合は費用の80%、張りかえや人工芝化は75%を上限に補助されることとなりました。同振興センターでは11月26日から来年1月9日まで助成を希望する自治体などを募集し、審査した上で3月に交付を内定するとのことです。
そこでお尋ねいたします。兵庫県の財政状況を勘案しますと、このいわゆるtoto資金を活用することも検討してもいいのではないかと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
あわせて新高校の校庭は人工芝化することも一案かと思われますが、御見解をお聞かせください。

【答弁】保田教育長
スポーツ振興くじ、いわゆるサッカーくじは愛称totoと呼ばれておりますが、このスポーツ振興くじ助成金につきましては、平成21年度から地域のスポーツ活動拠点として活用されていることを条件に公立学校の校庭の芝生化も助成対象となりました。スポーツ振興くじ助成金実施要領では、グラウンド芝生化事業の要件として、施設整備後の維持管理を円滑に行える体制が整っていることが条件とされており、芝刈り、散水、雑草抜きなど、多大な労力を要する日常の維持管理について、学校関係者、PTA、地域などの連携体制づくりをどうするかといった課題がございます。したがいまして、これらの課題もあわせ、モデル校として実施する竹谷小学校と大庄小学校の今後の状況も検証しまして、実施可能かどうかを検討してまいりたいと考えております。
また、新高校につきましては、正門近くの交流スペースの一部を芝生化します。また、将来的にグラウンドで芝生化を実施する場合、人工芝では夏場に熱を持つことや、現状では人工芝が摩耗した場合には、これが産業廃棄物になるなど、環境面からも課題があるものと考えております。

【質問】ちょうどこの一般質問、学校校庭の芝生化の部分を執筆していたときにたまたまつけていたテレビのニュース番組で校庭の芝生化の報道がありました。そこで取り上げられていた鳥取方式という短期間でかつ年間維持経費が1㎡当たり100円という低価格で芝生化が可能だという方法を聞き及びました。
早速インターネットで鳥取方式のことについて調べてみました。そうすると、最も重要な点は価格というよりも、専門業者ではなくPTAの皆さんや地域の方々の子供たちとの健全育成を考える当事者がだれでも施工可能なことにある、ここにみそがある、キーポイントがあると思いました。これは本市が来年、組織を改編してまで取り組もうとしている協働そのものの取り組みではないでしょうか。
この方法を提唱するニール・スミス氏の文献を拝読しますと、日本人の芝生に対する考え方を変える必要性があることに気づかされました。我々が校庭を芝生化するといったとき、プロサッカー選手が試合で使用するような芝生を想像します。それゆえ管理も大変でコストも多くかかると述べています。それゆえに導入における障壁が高くなると指摘をしております。
一方、鳥取方式は自分たちの手で芝生化すれば、管理も自分たちでできるし、コストもそれほどかからない、今の日本に必要なのは、質は劣っていても、たくさんの芝生があることこそが重要だと述べておりました。
以上のように、環境面、協働の推進の両面から考えても効果的であると言えます。
そこで、本市でこの鳥取方式の芝生の導入は検討できないでしょうか。御見解をお聞かせください。

【答弁】保田教育長
鳥取方式の芝生は、日本で一般的に使用されている高麗芝や野芝などではなくて、バミューダグラスという芝を使用しております。バミューダグラスは一般的にティフトンと呼ばれておりますが、傷みに強く、成長も早いため、学校や公園などに適していると最近注目されており、鳥取方式はこのティフトンをポットの苗にして植えるというもので、施工が非常に簡易で安価に芝生化できるものであると聞いております。しかし、成長が早い分、刈り込み回数がふえるというふうなことも聞いております。
今後、将来にわたり芝生化を進めていくためには、日常の維持管理をどうするのかといった体制づくりがポイントであると考えております。したがいまして、こうした体制づくりとあわせまして、現段階では鳥取方式の実績も少ないために、先進地での事例等も参考にしながら、研究をしてまいりたいと考えております。

おすすめの記事